交通事故後、痛みを感じていない場合でも、経過時間と共に痛みや違和感が出てくる場合があります。これらの症状が長期化すると、「後遺障害」につながり慢性的な問題となる可能性があります。事故後後遺障害の発生を未然に防ぐには、早期から適切なリハビリテーションを受けることが非常に重要となります。

後遺障害が残ると仕事や日常生活にも大きな影響を与え、生活が困難な状態になる場合があります。しかし、早期からの接骨院での正しいケアと整形外科との併用通院によって、回復の可能性を高めることができます。

以下では、後遺障害の概要、施術の重要性、および整形外科と接骨院の併用のメリットについて詳しく説明していきます。

後遺障害とは、事故によるケガの症状がリハビリテーションを行っても完全には回復せず、体に何らかの障害として残る状態を指します。

日常生活や仕事に大きな支障をきたしかねないため、後遺障害を未然に予防することが非常に重要です。また、残る障害の痛みをできる限り減らすため、リハビリテーションも必要となります。

交通事故による後遺障害には、むちうち、脊椎損傷、神経障害、関節痛や筋肉痛、強い違和感などがあります。特にむちうちは首・肩・腰などに慢性的な痛みが続き、時間の経過とともに悪化することもあります。これにより、頭痛、めまい、吐き気、しびれなどのつらい症状を引き起こし、患者さんが長期的に苦しんでいるケースも少なくありません。

①日常生活

後遺障害が残ると日常生活にも大きな影響が出ます。例えば、首や肩のむちうちが残った場合、デスクワークや運転などの仕事では、特定の姿勢を維持するのが辛くなり、様々な日常活動に影響を与える可能性があります。また、日常的に感じる痛みや違和感によって集中力がなくなり、ストレスがたまりやすくなります。

②社会生活

重度の後遺障害が残った場合、以前と同様に趣味やスポーツを楽しむことが難しくなる場合があります。特に運動や体を動かすことが好きだった人にとっては、身体機能の制限が大きなストレスを引き起こし、アクティブな生活を送ることが難しくなり、生活の質が低下する可能性があります。

③仕事

後遺障害が残ると、元気に働くことが難しくなる場合があります。痛みが長期化し長時間のデスクワークが辛くなる、体を使う仕事ができなくなるなど、生活に大きな影響が出てしまう可能性があります。また、職場での役割や部署を変更する必要が生じる場合もあります。

④精神面

不調が長期化することで心理的な負担も増えてしまいます。「いつ回復するのだろうか」「この状態が改善しないのではないか？」といった不安によって、うつ病やストレスが発生しやすくなります。長期的な身体の痛みは精神的なダメージにもつながり、生活の質を大きく低下させる原因となります。

事故直後に適切なケアを受けることで、後遺障害を防ぐことができます。早期の施術の重要性を認識し、放置せずに速やかにケアを受けるようにしましょう。

①早期診断（受診）

事故直後には痛みがなく、違和感程度の症状が多く、問題ないと思って放置することがあります。しかし、数日経ってから首や肩に痛みが出現し、困った状態になることがよくあります。事故後は直ちに接骨院に相談し、痛みや違和感がない場合でも異常の有無を確認してもらいましょう。

②リハビリ

早期に適切なリハビリを行うことで、後遺障害を防ぐことができます。事故で損傷してしまった筋肉、関節をケアしながら筋力を回復させ、関節の柔軟性を高めていくことが重要です。

③接骨院での施術

接骨院では、手技療法や物理療法など、交通事故によるケガに特化した施術が受けられます。専門的な施術によって事故での衝撃による体へのストレスを軽減し、筋肉や骨格のバランスを整えることで後遺障害を防ぐことができます。

④定期的なメンテナンス

リハビリが終わった後も定期的なメンテナンスが重要です。違和感が出た場合は速やかにケアをして、後遺障害のリスクを減らしましょう。

事故後のリハビリには、整形外科と接骨院を組み合わせることが望ましいです。両者の強みを活かし、網羅的に体の回復をサポートすることができます。

①整形外科での画像診断と鎮痛剤処方

整形外科では、レントゲン・MRIによる画像診断を通じて、骨や関節に異常がないかを評価することができます。また、強い痛みやしびれに対して鎮痛剤を処方してもらうことで、苦しい痛みを和らげることができます。

②接骨院での手技によるリハビリテーション

接骨院では負傷部位を中心に、筋肉や関節のバランスを促すための手技によるリハビリテーションを行います。整形外科では骨に異常がないか確認し、また、接骨院では筋肉や関節のケアを行うことで、早期の回復と後遺障害リスク軽減につながります。

③網羅的なサポート

事故後のケアは早期の回復が重要ですが、整形外科の画像診断と接骨院の手技によるリハビリテーションを併用することで、後遺障害のリスクを減らし体の回復を速めることができます。事故での衝撃による痛みに対し、各分野の専門施術を受けることが回復への最も効果的な道です。

当接骨院が行う後遺障害を防ぐリハビリテーション

当接骨院では、事故後の後遺障害を防ぐためのケアをご提供しています。回復には時間がかかりますが、身体への負担を最小限にし、痛みや不調を最大限に抑えることを目指しています。

①後遺障害防止

後遺障害が残らないよう、当院では独自の「後遺障害予防プログラム」をご用意しています。これによって、お身体の状態に合わせて最適なリハビリテーションを選択でき、全面的に健康をサポートします。

②整形外科との連携

当院は整形外科とも連携を行っています。医師の診断に基づいて適切なケアを行い、必要に応じて整形外科でのフォローも円滑に行えるように体制を整えています。

交通事故の後遺障害は、日常生活にも大きな影響を及ぼしますが、適切なケアとサポートを行うことで、QOL（生活の質）を徐々に回復していくことができます。一人で悩まず、まずは交通事故の専門家である当接骨院までご相談ください。あなたの回復を全力で最後までサポートいたします。

 FAQ

Q.後遺障害を残さないための施術とは？

A.痛み止めや注射だけでは、後遺障害を残してしまう可能性があります。むち打ちで傷ついた関節、筋肉、神経に対しては、専門的な手技や特殊機器を使った専用のプログラムを実施する必要があります。

Q.通院頻度と期間は？

A.初期は可能な限り毎日リハビリテーションを行い、状態に合わせて通院間隔を調整しましょう。リハビリの期間は、むち打ちの場合は通常3〜6ヶ月ですが、重症の場合は後遺障害が残りやすいため、さらに長く治療が必要になることもあります。そのため、ご自身で判断せず私たちにご相談ください。